テレアポスクリプト例文集【2026年最新】業種別・シーン別のコツと成功パターン

テレアポスクリプト例文集【2026年最新】業種別・シーン別のコツと成功パターン

キービジュアル
テレアポスクリプト例文集【2026年最新】業種別・シーン別のコツと成功パターン リードダイナミクス

"Human Enhancement with creativity."

体験を豊かに世の中を滑らかに
目次

この記事でわかること

  • テレアポスクリプトの基本構成6ステップと各フェーズの役割
  • IT・SaaS・製造業・金融・不動産・人材・医療・士業・小売の業種別スクリプト例文
  • 初回架電・2回目フォロー・受付突破・担当者不在・断られた後の切り返しスクリプト
  • 受付突破の5つのテクニックとNG表現20項目の言い換え例
  • アポ率を継続的に上げるPDCAの回し方とフォーム営業との組み合わせ戦略

テレアポスクリプトとは何か:定義と重要性

テレアポスクリプトとは、電話による新規顧客開拓(テレアポ)の際に担当者が話す内容・流れをまとめたトークマニュアルのことである。「何を・どの順番で・どう話すか」を事前に設計することで、アポ獲得率の向上・担当者間の品質均一化・新人の即戦力化が実現できる。

2026年現在、BtoB営業における電話営業スクリプトの重要性はむしろ高まっている。メール・SNS・フォーム営業など接触手段が多様化した中で、テレアポは「即座に意思決定者と直接会話できる唯一の手段」として、インサイドセールスチームに欠かせない武器になっている。

優れたテレアポスクリプトは、「読み上げる台本」ではなく「会話の地図」として機能する。地図を持っていれば、予期せぬ断りや質問が来ても迷わず会話を進められる。逆に地図なしで100件かけても、得られる知見は散漫になり、改善につながらない。

テレアポスクリプトを整備することで得られる効果:

  • アポ率が1〜3%から3〜8%に向上するケースが多い
  • 新人担当者でも2週間で即戦力化できる
  • 断り文句への切り返しが安定し、担当者の精神的負担が軽減される
  • 架電データを分析してPDCAを回せるようになる
  • フェーズ別の改善点が明確になる(受付突破率・担当者接続後の転換率など)

テレアポスクリプトの基本構成:6ステップ詳解

効果的な電話営業スクリプトは以下の6つのフェーズで構成される。各フェーズには明確な目的があり、前のフェーズが成功しなければ次に進めない設計になっている。

フェーズ 目的 時間目安 成功の定義
1. 受付突破 決裁者・担当者に接続する 30秒〜1分 担当者につないでもらえた
2. 自己紹介・用件提示 会社名・名前・電話理由を伝える 15〜30秒 会話が続く状態になった
3. 状況確認・関心測定 話を聞ける状況か確認する 15〜30秒 「少し話を聞く」と言われた
4. 課題ヒアリング 相手の状況・悩みを引き出す 1〜2分 課題・ニーズを把握できた
5. 提案・価値提示 自社ソリューションの価値を伝える 1〜2分 「詳しく聞きたい」という反応
6. アポ提案・クロージング 具体的な日時を確定する 30秒〜1分 アポ日時が確定した

ステップ1:受付突破

受付突破フェーズとは、電話口に出た受付・総務担当者(ゲートキーパー)をくぐり抜けて、意思決定者や営業担当者につないでもらうためのコミュニケーションのことである。

多くのテレアポ担当者がここで躓く。受付担当者は「不要な営業電話を通さない」という役割を担っており、明らかな営業電話は一律に断る傾向がある。

受付突破で重要なのは、「営業電話らしさを消す」ことではなく、「相手にとって価値がある電話であること」を30秒以内に伝えることである。詳細なテクニックは後述の「受付突破の5つのテクニック」セクションで解説する。

ステップ2:自己紹介・用件提示

担当者に接続できた後の最初の15〜30秒が、会話を継続できるかどうかの分岐点になる。ここで「また営業電話か」と思わせると即座に断られる。

自己紹介・用件提示フェーズで重要な要素は3つある。

  1. 会社名と名前を明確に伝える:聞き取りやすいスピードで、「○○株式会社の△△と申します」と伝える
  2. 電話の理由を1文で伝える:「御社の新規開拓効率化についてお話ししたく」など、相手にとってのメリットを含める
  3. 時間を限定する:「2〜3分だけよろしいでしょうか」と伝えることで心理的ハードルを大幅に下げる

ステップ3:状況確認・関心測定

状況確認フェーズとは、相手が今話を聞ける状況にあるかを確認し、同時に課題への関心があるかを測るフェーズのことである。

「今よろしいですか?」という一般的な聞き方は、断る口実を与えてしまう。代わりに「今から2〜3分だけ、○○について現状をお聞きできますか?」という形で、話題を明示した上で時間を区切るのが効果的である。

ステップ4:課題ヒアリング

課題ヒアリングとは、相手企業の現状と悩みを引き出し、自社サービスとの接点を見つけるためのコミュニケーションのことである。

アポ取りトークの初心者が犯す最大のミスは、ヒアリングをせずに一方的に商品説明をしてしまうことである。相手が「自分の課題を理解してもらえた」と感じなければ、アポにはつながらない。

効果的なヒアリングには、オープンクエスチョン(「現状はどのように取り組まれていますか?」)とクローズドクエスチョン(「月に50件以上はアプローチされていますか?」)を交互に使う手法が有効である。

ステップ5:提案・価値提示

提案フェーズとは、ヒアリングで把握した相手の課題に対して、自社のサービスがどのような価値を提供できるかを伝えるフェーズのことである。

ここで重要なのは「自社の説明」をするのではなく、「相手の課題が解決される姿」を描くことである。「弊社のサービスは○○という機能があります」ではなく、「御社が抱える○○の課題が、弊社のサービスで解決した事例があります」という語り口が効果的である。

具体的な数字(「3ヶ月で工数が60%削減」など)と同業他社の成功事例を組み合わせると、説得力が大幅に向上する。

ステップ6:アポ提案・クロージング

クロージングフェーズとは、会話の流れを具体的なアポイントメントの確定に向けて収束させるフェーズのことである。

テレアポのクロージングで最も重要なテクニックは「二択法」である。「いつがご都合よろしいですか?」(オープン)ではなく、「来週と再来週ではどちらがご都合よろしいですか?」(二択)のように選択肢を限定することで、「断る」という選択肢を心理的に排除できる。


シーン別テレアポスクリプト例文集

シーン1:初回架電スクリプト

初回架電とは、ターゲット企業に初めて電話をかけるシーンのことである。最も難易度が高く、スクリプトの完成度がアポ率に直結する。

受付突破から担当者接続後のアポ確定までの完全スクリプト:

【受付に対して】
「○○株式会社の△△と申します。
 御社の営業推進をご担当されている方をお願いしたいのですが、
 おつなぎいただけますでしょうか。」

(「何のご用件でしょうか?」と聞かれた場合)
「はい、御社と同じ業界の企業様で、
 新規顧客開拓のコストを半減した事例がございまして、
 ご参考情報をお伝えしたくご連絡いたしました。
 営業推進のご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。」

【担当者に接続後】
「突然のお電話失礼いたします。
 ○○株式会社の△△と申します。
 今、2〜3分だけよろしいでしょうか。

 御社と同業の○○様が弊社のサービスを使って
 月の新規アポ数を3倍にされた事例があり、
 御社でも同様の効果が見込めると思いご連絡いたしました。

 現在、新規開拓はどのような方法で取り組まれていますか?」

(ヒアリング後)

「なるほど、やはり○○にお困りなのですね。
 実は弊社でも同様のご相談をよくいただいておりまして、
 解決できる可能性がございます。

 一度、15〜30分でオンラインにてご説明させていただく機会を
 いただけないでしょうか。
 来週と再来週ではどちらがご都合よろしいですか?」

初回架電でのポイント:


  • 冒頭30秒で「この電話を聞く価値がある」と思わせることが最優先

  • 同業他社の具体的な成功事例を1つ準備しておく

  • ヒアリングの前に一方的な説明をしない

  • 時間は「15〜30分」と幅を持たせることで断られにくくなる

シーン2:2回目フォローコールスクリプト

2回目フォローコールとは、1回目の架電でアポが取れなかった、または担当者不在だった企業に再度電話するシーンのことである。

2回目以降のコールは、初回よりもアポ率が高くなるケースが多い。「以前お電話した」という既接触の文脈を活用できるからである。

「先日、お電話差し上げた○○株式会社の△△です。
 ○○(前回の要件の要約)についてお話しさせていただいたのですが、
 先日ご連絡した後、御社と同業の△△様から新しい事例報告をいただきまして、
 ぜひお伝えしたくご連絡いたしました。

 今、2〜3分だけよろしいでしょうか?」

2回目フォロー時のポイント:


  • 前回の架電内容を具体的に触れることで「ちゃんと覚えている」という誠実さを伝える

  • 「新しい情報」「新しい事例」という理由付けを加えると返電率が向上する

  • 2回目で断られた場合でも、「○ヶ月後にまた連絡してよいか」と次のアクションを確認する

シーン3:受付突破スクリプト(応用版)

受付突破とは、企業の代表電話に出た受付・総務担当者を説得し、意思決定者や担当者につないでもらうためのトークのことである。

【パターンA:部署直通アプローチ】
「○○株式会社の△△です。
 営業本部の方をお願いしたいのですが。」
(部署名を指定することで受付処理を省略できる場合がある)

【パターンB:事前接触を活用】
「先日、御社のホームページよりお問い合わせフォームから
 メッセージをお送りした○○株式会社の△△です。
 そちらのご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。」

【パターンC:紹介を活用】
「○○株式会社の△△と申します。
 弊社の○○がご縁で、御社の□□様からご連絡を
 お願いされておりました。
 □□様はいらっしゃいますでしょうか。」

【パターンD:調査・確認名目アプローチ】
「○○株式会社の△△と申します。
 御社の○○についてご確認したいことがあり
 ご連絡いたしました。
 ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。」

シーン4:担当者不在時のスクリプト

担当者不在時とは、電話をかけたが担当者が席を外していたり、外出中であったりするシーンのことである。このシーンを上手に処理できるかどうかで、後日の接触率が大きく変わる。

【受付に対して】
「そうですか、ありがとうございます。
 お戻りはいつ頃のご予定でしょうか?」

(「夕方には戻る」などと言われた場合)
「ありがとうございます。
 それでは本日の夕方にあらためてお電話させていただきます。
 ○○株式会社の△△から電話があったとお伝えいただけると
 大変ありがたいのですが、よろしいでしょうか。」

(折り返しを期待する場合)
「お手数ですが、△△様にご伝言いただけますでしょうか。
 ○○株式会社の△△からお電話があり、
 御社の○○について重要なご提案があるとお伝えください。
 折り返しのご連絡先は○○-○○○○-○○○○です。」

担当者不在時のポイント:


  • 「また電話します」と言い切ることで次回架電の予告ができる

  • 伝言を依頼する場合は「重要なご提案がある」と添えることで折り返し率が向上する

  • 不在が続く場合は「お忙しいようですので、メールでご連絡させていただきます」とフォームやメールに切り替える

シーン5:断られた後の切り返しスクリプト

切り返しとは、相手から断り文句が出た際に、会話を継続してアポ設定に向かわせるための対話技術のことである。

【断り「忙しい・今は時間がない」への切り返し】
「そうですよね、大変お忙しい中恐縮です。
 5分だけで結構なのですが、御社と同業の○○様が
 実現した成果をお聞きいただけませんか。
 もしご興味なければ、その場でお断りいただいて構いません。」

【断り「予算がない・今期は難しい」への切り返し】
「承知いたしました。
 実はご予算をかけずに効果を確認できる
 トライアルプランも用意しております。
 まずお話だけ聞いていただくだけでも
 よろしいでしょうか。」

【断り「間に合っている・今は必要ない」への切り返し】
「そうですか。現状でうまくいっているのは素晴らしいですね。
 実は今よりさらに○○%効率化した事例があります。
 ご参考までに、情報だけお聞きいただけますか?
 もし今以上を目指す必要がなければ、そのままで全く問題ありません。」

【断り「資料を送ってください」への切り返し】
「ありがとうございます。すぐにお送りします。
 ただ、資料だけですとどうしても御社の状況に合わせた
 ご説明が難しく、お役に立てない可能性があります。
 資料送付後に15分だけ、ご説明のお時間をいただけますか?」

【断り「上司に相談してから」への切り返し】
「もちろんです。ご相談いただける際に
 上司の方にもご説明できる機会をいただけますか?
 短時間で結論が出やすくなると思います。
 来週、上司様も交えてのお時間は確保いただけそうですか?」

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受付突破の5つのテクニック

受付突破とは、企業の代表電話や総合受付を担当するゲートキーパーをくぐり抜け、意思決定者や購買担当者に接触するための一連の技術のことである。

テレアポにおいて受付突破率は、最終的なアポ率に直結する最重要指標である。受付突破率が20%の場合と50%の場合では、同じ100架電でも担当者と話せる件数が大きく異なる。

テクニック1:部署名指名による突破

受付担当者は「○○部の△△様をお願いします」という具体的な名前・部署指名には弱い。テレアポスクリプトの準備段階で事前にLinkedInやビジネスSNSでターゲット担当者の名前を調べておき、「営業企画部の□□様をお願いします」と指名することで、受付判断を経ずに転送される確率が高まる。

具体的な手順:


  1. LinkedInや会社のプレスリリース・登壇情報でターゲット担当者を特定

  2. フルネームを確認する

  3. 「□□部の○○様はいらっしゃいますか」と担当者名で指名する

テクニック2:フォーム営業後のコール

フォーム営業とは、企業のウェブサイトにあるお問い合わせフォームを活用して営業メッセージを送信する手法のことである。

フォームで事前に接触済みの企業に対するテレアポは、「先日ご連絡させていただいた○○です」と話を始められるため、受付担当者が「アポなし営業電話」として判断しにくくなる。

リードダイナミクスなどのフォーム営業自動化ツールを使うと、月1,000〜5,000件のフォーム送信が可能となり、反応企業を効率よく生成できる。詳細は後述の「フォーム営業との組み合わせ戦略」セクションで解説する。

テクニック3:社名の権威付け

受付担当者は「大手企業からの電話」に対して断りにくい心理を持っている。この心理を活用するために、自社の実績・受賞歴・大手クライアント名などを冒頭に添えることが有効である。

「○○アワード受賞企業の△△株式会社の□□です。
 御社の営業責任者様にご連絡差し上げたいのですが。」

ただし、虚偽の権威付けは絶対にNGである。実際の実績・事実のみを使用すること。

テクニック4:時間帯の戦略的選択

受付担当者が交代するランチタイム(12時〜13時)や、受付担当者が離席しやすい早朝(8時半〜9時半)・夕方(17時〜18時半)は、担当者が直接電話を取るケースが増える。

業種別の最適架電時間帯の目安:

業種 推奨時間帯 避けるべき時間帯
IT・SaaS 10時〜11時、14時〜16時 9時台(朝礼)、17時以降
製造業 8時半〜9時半、13時〜14時 月曜午前、繁忙期
金融・保険 10時〜11時半、14時〜15時半 月末・期末
不動産 火〜木の10時〜12時 土日、月曜午前
医療・医薬 水・木の午後(13時〜16時) 月曜、診療受付時間

テクニック5:コールバック予告による再架電

初回架電で受付に「担当者不在」と言われた場合、「後でまたお電話します。○○株式会社の△△からと伝えていただけますか」と名前を残しておく。

2回目以降の架電で「先日もお電話した○○株式会社の△△です」と言うと、「確かに名前を見た」という受付担当者のわずかな既知感が、転送確率を高める効果がある。


業種別テレアポスクリプト例文集

1. IT・SaaS業界向けスクリプト

IT・SaaS業界の担当者(主にCTO・情報システム部長・営業責任者)へのテレアポでは、「具体的な数値効果」と「導入の手軽さ」を訴求することが有効である。技術的な説明より、ROI(投資対効果)と導入期間を先に伝えることがポイントだ。

「突然のお電話失礼いたします。
 ○○株式会社の△△と申します。

 御社のような○○人規模のSaaS企業様向けに、
 営業工数を月60%削減したツールのご紹介でご連絡しました。
 今、2分だけよろしいでしょうか。

 現在、インサイドセールス担当者の架電業務はどのように
 管理されていますか?

(ヒアリング後)

 なるほど、架電数の管理とスクリプトの統一にお困りなのですね。
 実は弊社のサービスでは、スクリプトのA/Bテストと
 架電データの自動記録が一画面でできまして、
 御社と同規模の○○様では、
 ・架電数が1日50件から80件に増加
 ・アポ率が2.1%から4.8%に向上
 という結果が3ヶ月で出ました。

 御社の場合、月の架電数が○件とのことですので、
 同様の効果が見込めます。
 来週、30分だけオンラインでご説明させていただけますか?
 火曜日の午前と木曜日の午後ではどちらがご都合よろしいですか?」

IT・SaaS向けテレアポスクリプトの特徴:


  • 具体的な数値(60%削減、2.1%→4.8%向上)を必ず入れる

  • 「同規模の企業での成功事例」という文脈が有効

  • オンライン商談を前提にすることで心理的ハードルを下げる

  • 「30分」という短時間設定でアポ率が向上する

2. 製造業向けスクリプト

製造業の意思決定者(工場長・生産管理責任者・経営者)は保守的な傾向があり、「実績・安心感・現場への配慮」が電話営業スクリプトで重要になる。新しいものへの抵抗感を先読みした言い回しが効果的である。

「○○株式会社の△△と申します。
 突然のご連絡失礼いたします。

 弊社は○○分野の製造業様専門のコンサルティングを
 15年行っており、現場改善のご提案でご連絡いたしました。
 今、3分ほどよろしいでしょうか。

 御社の生産ラインでは現在、
 どのような改善課題をお持ちですか?
 月の不良率や段取り替えの時間なども
 差し支えなければ教えていただけますか。

(ヒアリング後)

 なるほど、段取り替えに1回あたり平均45分かかっているのですね。
 弊社がご支援した○○製作所様では、
 同様の課題を弊社の手法で2ヶ月で20分台まで短縮できました。

 一度、現場の状況を直接見させていただいたうえで
 ご提案差し上げてもよいですか?
 来月中に1〜2時間、現場視察のお時間をいただけると
 具体的な改善案をお持ちできます。
 来月上旬と下旬ではどちらがご都合よろしいでしょうか。」

製造業向けテレアポスクリプトの特徴:


  • 「○○年の実績」「専門性」を冒頭に伝えることで信頼感を構築

  • 「現場視察」という非オンライン提案が有効

  • 具体的な数値(段取り替え45分→20分台)で価値を可視化

  • 「来月中」という余裕のある時間設定で拒否感を減らす

3. 金融・保険業向けスクリプト

金融・保険業向けのテレアポでは、コンプライアンスへの配慮と信頼性の構築が最優先事項である。過剰な期待値の設定や断定的な表現はNGとなる。

「○○株式会社の△△と申します。
 突然のご連絡となり失礼いたします。

 弊社は金融機関・保険会社様向けの
 コンプライアンス対応型の業務効率化サービスを
 ご提供しております。
 今、2〜3分よろしいでしょうか。

 最近、金融機関様では、
 顧客管理と法令対応の両立についての
 お困りごとをお聞きすることが増えてまいりました。
 御社では現在、どのような課題をお持ちですか?

(ヒアリング後)

 なるほど、顧客情報管理のコンプライアンス対応に
 多くの人的リソースをかけていらっしゃるのですね。
 弊社のサービスでは、金融庁ガイドライン対応の
 チェック作業を自動化できまして、
 複数の金融機関様で月○人時間の削減を実現しています。

 詳細のご説明に、来週オンラインで30分
 お時間をいただけますでしょうか。」

4. 不動産業向けスクリプト

不動産業向けのアポ取りトークでは、「集客」「成約率」「追客の効率化」が主要な訴求ポイントになる。仲介・売買・管理・開発など業態によってアプローチを変えることが重要である。

「○○株式会社の△△と申します。
 不動産業様専門の集客支援でご連絡いたしました。
 今、3分ほどよろしいでしょうか。

 現在、新規のお客様獲得は、どのような方法で
 取り組まれていますか?

 ポータルサイトへの広告費用と実際の成約数の
 バランスはいかがですか?

(ヒアリング後)

 ポータルサイトのコスト対効果が落ちてきている中で、
 弊社ではSNSを活用した追客自動化を
 不動産仲介会社様に提供しており、
 ○○不動産様では広告費を40%削減しながら
 問い合わせ数を1.5倍にした実績があります。

 一度、30分でご説明させていただけますか?
 来週のご都合はいかがでしょうか。」

5. 人材・採用サービス向けスクリプト

人材業界向けの電話営業スクリプトでは、「採用コスト」「採用スピード」「人材の質」という3つの軸で課題を探ることが基本である。採用担当者は常に課題を抱えているが、「また人材会社からの電話か」という免疫もできているため、差別化が重要になる。

「○○株式会社の△△と申します。
 採用の効率化についてご提案があり、ご連絡いたしました。

 今、2分だけよろしいでしょうか。

 現在、採用でお困りの点はどんなことですか?
 採用単価・採用スピード・内定辞退率のどれかが
 特に課題でしょうか?

(ヒアリング後)

 内定辞退率が高くて悩まれているのですね。
 弊社では内定後のフォローに特化したサービスがあり、
 内定辞退率を平均35%削減した実績があります。

 これはどの人材紹介会社でも対応が難しい
 「内定後〜入社まで」のフォローに特化しているため、
 既存の人材サービスと競合せずに補完できます。

 来週、30分でご説明の機会をいただけますか?
 火・水・木で都合のよい日はございますか?」

人材・採用向けテレアポスクリプトの特徴:


  • 「3つの軸」でヒアリングを構造化し、相手が答えやすい質問形式にする

  • 「既存サービスと競合しない補完的なポジション」を強調することで、「間に合っている」という断りを防ぐ

  • 数値(内定辞退率35%削減)で差別化を明確にする

6. 医療・医薬業界向けスクリプト

医療機関・医薬品会社へのテレアポは、規制対応と現場への配慮が特に重要である。対象者(院長・事務長・調達担当・MR)によってトークを大幅に変える必要がある。

「○○株式会社の△△と申します。
 医療機関様の事務業務効率化のご提案でご連絡いたしました。
 事務長様はいらっしゃいますでしょうか。

(事務長に接続後)

 ありがとうございます。突然のご連絡失礼いたします。
 弊社は医療法人様専門の業務管理システムを
 提供しております。

 現在、レセプト業務や患者情報管理に
 どのくらいの時間をお使いですか?

(ヒアリング後)

 毎月のレセプト集計に3名で丸1日かかっているのですね。
 弊社のシステムをご導入いただいた
 ○○医療法人様では、同作業が半日程度になり、
 人件費換算で年間○百万円の削減になりました。

 まず、システムのデモを30分で見ていただく機会を
 いただけますか?
 来週、木曜か金曜の午後はいかがでしょうか。」

7. 士業(弁護士・税理士・社労士)向けスクリプト

士業事務所への電話営業スクリプトは、先生方が多忙で電話に出られないケースが多いため、受付突破後の短時間での価値訴求が最重要である。新規顧客獲得よりも「業務効率化・顧問先管理」での課題訴求が有効である。

「○○株式会社の△△と申します。
 税理士事務所様の顧問先管理の効率化についてご提案があり、
 代表の先生にご連絡差し上げたいのですが、
 おつなぎいただけますでしょうか。

(先生に接続後)

 突然のご連絡失礼いたします。
 弊社は士業事務所様専門の顧問先管理システムを
 提供しております。今、2分だけよろしいでしょうか。

 現在、顧問先様の決算・申告スケジュール管理は
 どのように行っていらっしゃいますか?

(ヒアリング後)

 Excelとカレンダーを組み合わせて管理されているのですね。
 弊社のシステムを使えば、期限管理・クライアントとの
 書類共有・リマインド送信が自動化できます。
 ○○税理士法人様では導入後、管理工数が週5時間減ったとのことです。

 一度、15分でオンラインデモをご覧いただけますか?」

8. 小売・EC業向けスクリプト

小売業・EC事業者へのテレアポでは、「売上向上」「物流コスト削減」「顧客リピート率向上」が主要訴求ポイントになる。特にEC事業者には、システムの連携や自動化の話題が刺さりやすい。

「○○株式会社の△△と申します。
 EC事業者様向けの物流コスト削減サービスのご提案で
 ご連絡いたしました。
 物流または運営のご担当者様はいらっしゃいますか?

(担当者接続後)

 突然のお電話失礼いたします。
 現在、月の発送件数はどのくらいですか?

(ヒアリング後)

 月1,000件以上の発送をされているのですね。
 そのくらいの規模ですと、複数倉庫の活用で
 配送コストを20〜30%削減できるケースが多くあります。

 弊社のサービスを使われている○○様では、
 年間の物流コストを350万円削減しながら
 配送スピードも改善できました。

 来週、オンラインで30分ご説明させていただけますか?
 御社の現状の発送先データを見せていただければ、
 その場でシミュレーションもお出しできます。」

NG表現リストと言い換え例20項目

テレアポスクリプトにおいてNGとなる表現とは、相手に不快感・不信感・警戒感を与え、会話を打ち切られるリスクが高い言葉や表現のことである。

優れたテレアポスクリプトはNG表現を徹底的に排除し、代わりに相手の立場に立った自然な言い回しを使うことで会話の継続率が上がる。

以下に頻出のNG表現と効果的な言い換えを20項目まとめた。

# NG表現 問題点 言い換え例
1 「お忙しいところ恐れ入ります」(冒頭) 断り口実を自ら与える 「突然のお電話失礼いたします」
2 「よろしかったでしょうか」 過去形で不自然・違和感 「よろしいでしょうか」
3 「〜の件なんですけどぉ…」 語尾を伸ばす・自信なさげ 「〜の件でご連絡いたしました」
4 「少しだけお時間いただいてもよろしいでしょうか」 「少し」が曖昧すぎる 「2〜3分だけよろしいでしょうか」
5 「ご興味ありますか?」(提案前) 即答を求めすぎる 「ご参考まで一度お話を聞いていただけますか」
6 「弊社のサービスは業界最高水準です」 根拠のない優位性主張 「○○業界の△△社様でも採用いただいています」
7 「今すぐ決めてください」 過度のプレッシャー 「まず情報収集として聞いていただくだけで大丈夫です」
8 「実は特別なご提案があります」 口上っぽく警戒される 「御社の○○という課題に合致する事例があります」
9 「お電話させていただいた次第でございます」 過剰な敬語・長すぎる 「ご連絡いたしました」
10 「何かお役に立てることはありませんか」 目的が不明確 「○○についてご提案があります」
11 「必ず成果が出ます」「確実に売上が上がります」 断定的すぎる・景表法リスク 「同業他社では○%の改善が出ています」
12 「他社様はみんな使っています」 根拠のない一般化 「同規模の○○社様でも採用いただいています」
13 「正直に申し上げますと…」 「正直でない部分」があると思われる そのまま事実を伝える
14 「今月末まで特別価格です」(初回接触で) 焦らせる手法への警戒 価格は商談時に伝える
15 「どちらのご担当者様でもよいのですが」 誰に話しているかが曖昧 「○○をご担当の方はいらっしゃいますか」
16 「電話してもよいですか?」(許可を繰り返し求める) 決断を相手に委ねすぎ 「来週○曜日にあらためてご連絡します」
17 「いかがでしょうか?」(複数回繰り返す) プレッシャーに感じられる 一度聞いたら次の話題へ
18 「少々お待ちください」(長い沈黙) 電話中に長い間が開く 事前準備で待たせる場面を排除
19 「○○については私ではわかりかねます」 準備不足・頼りない印象 商品知識を十分に習得してから架電
20 「ご検討ください」(曖昧なクロージング) 次のアクションが不明確 「来週の○曜日に再度ご連絡してよいですか」

スクリプト改善のPDCA

テレアポスクリプトのPDCAとは、テレアポスクリプトの各フェーズのデータを計測・分析し、スクリプトを継続的に改善するサイクルのことである。テレアポスクリプトは一度作れば完成ではなく、データに基づく継続的な改善が不可欠である。

Plan(計画):改善仮説の設定

まず、改善すべきフェーズを特定する。以下の指標を毎週計測する。

指標 計算方法 業界平均 改善目標
受付突破率 担当者接続数 ÷ 架電数 20〜30% 40%以上
ヒアリング継続率 2分以上会話した件数 ÷ 接続件数 40〜50% 60%以上
アポ転換率 アポ獲得数 ÷ 接続件数 5〜10% 15%以上
総アポ率 アポ獲得数 ÷ 架電数 1〜3% 5%以上

受付突破率が低い場合は受付突破スクリプトを改善し、接続後のアポ転換率が低い場合は提案・クロージングスクリプトを改善するというように、ボトルネックに集中することが効率的である。

Do(実行):A/Bテストによる比較検証

改善したスクリプトは、必ず既存スクリプトとA/Bテストで比較する。同じ週・同じターゲットリストで、AパターンとBパターンを50件ずつ試し、各指標を比較する。

一度に複数箇所を変えると、どの変更が効果的だったか判断できない。1回のテストで変更するのは1箇所に絞ることが鉄則である。

Check(確認):データ分析と原因特定

毎週の架電データを以下の軸で分析する。

  • 業種別アポ率:どの業種のアポ率が高いか
  • 時間帯別接続率:何時台が担当者につながりやすいか
  • 担当者別アポ率:誰のスクリプトが最も効果的か(ベストプラクティスを特定)
  • 断り文句別の頻度:最もよく出る断りは何か(切り返しスクリプトの優先改善箇所)

Act(改善):スクリプト更新とナレッジ共有

分析結果を基にスクリプトを更新し、全担当者に共有する。特に以下を重点的に改善する。

  1. 受付突破スクリプト(受付突破率が30%を下回る場合は最優先で改善)
  2. 価値訴求のトーク(業種ごとに最適な数字と事例を入れ替える)
  3. 切り返しスクリプト(最も多い断り文句への切り返しを強化)
  4. クロージングの二択の時期設定(繁忙期・閑散期に合わせて最適化)

テレアポとフォーム営業の組み合わせ戦略

テレアポの最大の課題は「初回接触のアポ率の低さ」である。一般的なテレアポのアポ率は1〜3%程度であり、100件架電して1〜3件のアポというのが現実である。この低アポ率の主な原因は「相手にとって全く見知らぬ企業からの電話」という文脈にある。

この課題を解決するのがフォーム営業との組み合わせ戦略である。

フォーム営業+テレアポの組み合わせ戦略

ステップ1:フォーム営業で大量接触

リードダイナミクスなどのフォーム営業自動化ツールを使い、月1,000〜5,000件のターゲット企業のお問い合わせフォームに営業メッセージを送信する。AI送信により3分で1,000件の送信が可能で、送信成功率は50〜80%となる。

ステップ2:反応企業をリストアップ

フォームへの返信・問い合わせがあった企業、またはウェブサイト閲覧データで興味を示した企業を「温かいリスト」として抽出する。このリストは全架電リストの5〜15%程度になる。

ステップ3:温かいリストへテレアポ

「先日ご連絡させていただいた○○株式会社の△△です」という切り出しで架電する。一度接触済みの企業へのテレアポは、コールドコールと比べてアポ率が2〜5倍に向上する事例が多い。

効果の比較:

手法 1ヶ月のコンタクト数 アポ率 月間アポ数(見込み)
テレアポのみ(コールドリスト) 1,000件 1〜2% 10〜20件
フォーム営業のみ 3,000件 0.5〜1% 15〜30件
フォーム営業後のテレアポ(反応企業) 150〜450件 5〜10% 15〜45件
組み合わせ戦略(全体) 3,000件フォーム+フォロー架電 実質3〜5% 40〜75件

リードダイナミクスを活用したフォーム営業

リードダイナミクスは、BtoB企業向けのフォーム営業自動化ツールである。ターゲット企業のお問い合わせフォームを自動で検出し、設定したメッセージを自動送信する機能を持つ。初期費用0円・月額3.9万円〜という低い参入コストで、本格的なフォーム営業を開始できる点が大きな特徴だ。

  • 圧倒的な送信スピード:約3分で1,000件、約30分で15,000社へのアプローチが可能
  • 高い送信成功率:約50〜80%(運営会社調査)を実現。RPAツールの10〜25%程度と比べて格段に高い
  • 独自AI採用(生成AI不使用):機械学習を施した独自AIによる自動送信でセキュリティリスクなし
  • 1日の送信上限なし:プラン内件数であれば1日10万件のアプローチも可能
  • 予約送信機能:営業担当者が不在でも自動で送信を継続
  • 完全クラウド処理:PCを立ち上げておく必要がなく、運用負荷が極めて低い
  • 営業NG文言の自動検知・除外:レピュテーションリスクを考慮した安全な運用が可能
  • リストプレゼント:ベーシックプラン以上で5,000〜10,000件の企業リストを無償提供
  • 送信成功率・返信率のリアルタイム管理:効果検証と文面改善のサイクルを高速化

導入事例:株式会社IXMILEでは従来の5倍・月3,000件以上のアプローチを実現。株式会社アットオフィスではROI1,800%・月5〜10件のアポ獲得・受注額450万円規模を達成し、商談獲得コストは25,000〜50,000円に抑えられている。

テレアポと組み合わせることで、「フォームで認知→テレアポでアポ確定」という流れが確立できる。詳しくはテレアポ×AIツールの最新活用事例テレアポとAIの融合:これからの営業戦略も参照してほしい。

フォーム営業後のテレアポスクリプト例

「先日、御社のお問い合わせフォームより
 ご連絡させていただきました○○株式会社の△△です。
 ご覧いただけましたでしょうか?

 御社の○○業務の効率化についてご提案がありまして
 ご連絡いたしました。
 今、2〜3分よろしいでしょうか。」

このスクリプトの強みは「既接触」の文脈である。受付担当者も「フォームからの連絡」という事前情報があるため、アポなし営業電話として処理されにくくなる。


よくある質問(FAQ)

Q1. テレアポのアポ率を上げるために最も重要なことは何ですか?

A. 「受付突破率」と「価値提示の明確さ」の2点が最も重要である。受付を突破できなければアポのチャンスもなく、接続できても価値が伝わらなければアポにつながらない。現状の受付突破率と担当者接続後のアポ転換率を別々に計測し、数値が低い方のフェーズのスクリプトを優先的に改善することがアポ率向上の最短ルートである。業界平均では受付突破率20〜30%、担当者接続後のアポ転換率5〜10%が目安となる。

Q2. スクリプトを使うと会話が不自然にならないですか?

A. スクリプトを「一字一句読み上げる台本」として使うと確かに不自然になる。正しい使い方は「会話の地図として使う」ことである。各フェーズで伝えるべきポイントと核心的なフレーズのみを覚えておき、実際の言葉は相手の反応に合わせて自然に変える。スクリプトに慣れてきたら、フレーズを自分の言葉に置き換えて暗記することで、より自然な会話が実現できる。ロールプレイを週1回以上行うことで、スクリプトを自分のものにする速度が大幅に向上する。

Q3. テレアポのリストはどうやって用意すればいいですか?

A. 以下の5つの方法が有効である。①商工リサーチ・帝国データバンクなどの企業データベース購入(精度は高いがコストがかかる)、②LinkedInでターゲット企業・担当者をリストアップ(担当者名も取得可能)、③展示会・セミナーの参加者リストを活用(接触済みで反応率が高い)、④フォーム営業(リードダイナミクス等)から得られた返信リストを活用(最もアポ率が高い)、⑤自社のウェブサイト訪問企業リストを活用(MA・ツールで特定可能)。最もアポ率が高いのは、事前に何らかの接触がある「温かいリスト」である。

Q4. 1日何件電話すれば効果が出ますか?

A. 一般的に1日50〜100件が目安である。50件以下では統計的に判断できるサンプルが少なく、スクリプト改善の判断が遅れる。ただし、件数より質(スクリプトの精度・ターゲットの適切さ)の方が重要であることは前提として理解しておく必要がある。インサイドセールスチームで組織的に取り組む場合は、1人あたり日70〜80件を目標とし、週500件のデータを基にPDCAを回すことが理想的である。

Q5. テレアポとフォーム営業(メール)はどちらが効果的ですか?

A. 目的と強みが異なるため、どちらか一方を選ぶのではなく組み合わせが最も効果的である。テレアポは「即座のアポ設定」に強く、フォーム営業は「大量接触・初回認知形成」に強い。最も費用対効果が高い戦略は「フォーム営業で月1,000〜5,000件に接触→反応企業にテレアポ」という流れである。反応ありリードへのテレアポはコールドコールと比べてアポ率が2〜5倍になる事例が多い。

Q6. 受付に断られ続ける場合、どう対処すればよいですか?

A. 受付突破率が低い(15%以下)場合は、以下の3点を見直す必要がある。①架電する会社名・担当者名を事前に調査し、「○○部の□□様をお願いします」と名指しする、②フォーム営業で事前接触してから架電する(「先日フォームでご連絡した」という文脈が使える)、③架電の時間帯を変える(ランチ時間帯・早朝・夕方は受付の通常業務が変わるため接続率が上がりやすい)。受付突破のスクリプトは3〜4パターンを並行して試し、最も接続率が高いものを全体に展開するA/Bテストが有効である。

Q7. 新人でもすぐにテレアポの成果を出せますか?

A. スクリプトが整備されていれば、新人でも2週間で即戦力になることが可能である。効果的な立ち上げ方法は以下の3ステップである。①1週間は録音された先輩のコールを聞き、スクリプトと照らし合わせて学習する、②ロールプレイを1日30分、1週間継続して各フェーズの流れを体に覚えさせる、③実際の架電は最初の1週間は100件を目標とし、うまくいったコールとそうでないコールの違いを毎日振り返る。スクリプトのどのフェーズで会話が終了したかを記録することで、個人の改善ポイントが明確になる。

Q8. BtoBとBtoCでテレアポスクリプトはどう違いますか?

A. BtoBとBtoCでは意思決定のプロセスと接触相手が大きく異なるため、スクリプトの設計も根本的に異なる。BtoBでは意思決定者(部長・経営者)に接触するための受付突破が必要であり、ROI・業務効率・コスト削減という理性的な訴求が有効である。アポの目的は「商談日程の確定」になる。一方BtoCでは、消費者本人に直接話せるケースが多く、感情的・個人的なメリット(生活の改善・安心感・お得感)の訴求が効果的である。本記事で解説するスクリプトは主にBtoB向けの設計となっている。

Q9. オンライン商談と対面商談ではアポの取り方を変えるべきですか?

A. 2026年現在、BtoBではオンライン商談(Zoom・Teams等)がスタンダードになっており、初回アポはオンラインを前提にした方がアポ率が高い傾向がある。対面商談を前提にすると「移動が大変」「まず資料だけ送ってほしい」という断りが出やすくなる。スクリプトでは「30分、オンラインで」と明示することで、心理的・物理的ハードルを最小化できる。製造業・建設業など現場確認が必要な業種では、最初に「オンラインで概要説明→現場見学」という2ステップを提案するのが効果的である。

Q10. スクリプトをAIで作成することはできますか?

A. 可能であり、むしろ推奨される方法の一つである。ChatGPTやClaude等の生成AIに「ターゲット:○○業界の営業部長、提供価値:○○%のコスト削減、競合との差別化:○○」という情報を入力することで、複数パターンのスクリプトを数分で生成できる。ただし、AIが生成したスクリプトはそのまま使わず、実際の架電データと照らし合わせてチューニングすることが重要である。AI生成スクリプトはプロトタイプとして活用し、実際のコールで検証・改善するPDCAサイクルを回すことで、最終的に高精度なスクリプトが完成する。AIを活用したテレアポツールの詳細はAIテレアポツール比較記事も参照してほしい。


テレアポスクリプト作成のベストプラクティス

スクリプトは「ターゲット×シーン」で細分化する

テレアポスクリプトを1種類だけ作って全員に使うのは最大の失敗パターンである。効果的なテレアポスクリプト体系は以下のように細分化される。

ターゲット別(業種・役職)×シーン別(初回・2回目・受付突破等)のマトリクス:

IT企業・情報システム部長 Script-IT-01 Script-IT-02 Script-IT-03
製造業・工場長 Script-MFG-01 Script-MFG-02 Script-MFG-03
人材・採用担当者 Script-HR-01 Script-HR-02 Script-HR-03

最低でも主要ターゲット3〜5業種×3シーン=9〜15種類のスクリプトを整備することで、担当者の対応品質が大幅に向上する。

ロールプレイの頻度と方法

テレアポスクリプトをチームで標準化するためには、週1回以上のロールプレイが不可欠である。

効果的なロールプレイの進め方:


  1. 担当者AがスクリプトでSales側を演じ、担当者Bがターゲット企業側を演じる

  2. Bはあえて「忙しい」「予算がない」などの典型的な断りを出す

  3. ロールプレイ後に「何が良かったか」「どこで詰まったか」を3分でフィードバック

  4. 月1回は録音した実際のコールを全員で聴いて共有する

スクリプトのデジタル管理と共有

作成したテレアポスクリプトはNotionまたはGoogleドキュメントで一元管理し、全担当者が最新版にアクセスできる体制を整える。

管理すべき情報:


  • テレアポスクリプト本文(各フェーズ・各パターン)

  • 各スクリプトのアポ率データ

  • 最終更新日と更新者

  • テスト中のA/Bパターンの状況

  • NG表現リストの最新版


テレアポスクリプトの心理学:相手の行動を引き出す言語設計

テレアポスクリプトの言語設計とは、心理学的な原則に基づいて言葉を選び、相手が「話を聞きたい」「会って話したい」と感じるように誘導するコミュニケーションの設計技術のことである。

単に礼儀正しく話すだけでなく、心理的な原則を意識することでアポ率が大幅に向上する。以下に、テレアポで特に有効な心理学的アプローチを解説する。

返報性の原理を活用する

返報性の原理とは、人は何かを受け取ったときに「お返しをしなければならない」という心理的負債を感じるという人間の特性のことである。

テレアポでこの原理を活用するには、事前に「価値ある情報」を提供することが効果的である。

「先月、御社と同業の5社に同じアンケートを実施しました。
 業界全体の課題について興味深い結果が出ましたので、
 ご共有できればと思いご連絡いたしました。
 2分だけよろしいでしょうか?」

情報を「受け取った」という感覚が生まれると、相手は話を継続することへの心理的ハードルが下がり、アポへのスムーズな誘導が可能になる。業界レポート・調査データ・競合分析などの「無料で価値ある情報」を架電前に準備しておくことが重要である。

社会的証明を具体的に示す

社会的証明とは、「他の人がやっている・使っている」という事実が、自分の行動判断に影響を与える心理作用のことである。

テレアポでは「同業他社の成功事例」という社会的証明が非常に強力に機能する。

効果的な社会的証明の伝え方:


  • 「御社と同じ業界の50社以上が導入しています」(数の証明)

  • 「○○株式会社の△△部長様に3ヶ月前にお話しし、今では主要ツールとして使っていただいています」(具体的な個人・企業名)

  • 「○○の分野では業界標準のツールになりつつあります」(トレンドの証明)

社会的証明を使う際の注意点:架空の事例や誇張は絶対にNGである。実際の許諾を得た事例のみを使用すること。

損失回避バイアスを訴求に組み込む

損失回避バイアスとは、人は同じ価値のものでも「得ること」より「失わないこと」を強く動機づけられるという心理特性のことである。行動経済学者ダニエル・カーネマンの研究では、損失の痛みは利益の喜びの2〜2.5倍強く感じると報告されている。

テレアポでは「このまま何もしないと失うもの」を伝えることが強い動機付けになる。

「今のペースで行くと、今期の新規顧客獲得目標が未達になる可能性はありますか?

 実は多くの企業様が、テレアポの効率化を先送りにした結果、
 四半期末に慌てて対策を打ち、余計なコストをかけているケースが多いです。

 今から取り組めば、来期には安定した新規顧客獲得の仕組みが完成します。
 来週30分、その仕組みをご説明できませんか?」

一貫性の原理でアポへ誘導する

一貫性の原理とは、一度「yes」と言った人は、次も「yes」と言いやすくなるという心理特性のことである。「コミットメントと一貫性」とも呼ばれ、小さな同意を積み重ねることで最終的なアポに向かわせる技術である。

テレアポでの活用例:

「御社では新規顧客開拓を重要視されていますか?」
(yes)

「現状の手法に課題を感じることはありますか?」
(yes)

「もし今より効率的な方法があれば、試してみたいとお考えですか?」
(yes)

「では、具体的な方法を30分で説明させていただけますか?」

各質問は自然な「yes」が出やすいよう設計されており、最後のアポ提案まで一貫した同意の流れを作る。


テレアポの法的注意点と倫理的スクリプト設計

テレアポを実施する上で、法的なルールと倫理的な配慮を理解することは不可欠である。スクリプトの内容だけでなく、架電行為そのものが法律・業界自主規制の範囲内であることを確認する必要がある。

特定商取引法とテレアポ規制

特定商取引法(特商法)では、電話勧誘販売について以下の規制が設けられている。

必須の開示事項(電話勧誘販売の場合):


  1. 事業者の氏名・会社名を冒頭で名乗ること

  2. 商品・サービスの名称・種類を告げること

  3. 勧誘目的であることを明示すること

  4. 相手が断った場合は再勧誘を行わないこと

BtoCのテレアポはこの規制の対象になるケースが多い。BtoBでも消費者と接点のある業種では注意が必要である。

スクリプトへの反映:

「○○株式会社の△△と申します。
 弊社の○○サービスのご紹介でお電話しています。
 もしご関心がなければ、この場でおっしゃっていただければ大丈夫です。」

この形式は、会社名・商品・勧誘目的の3点をすべて冒頭で開示している適法なスクリプトの例である。

架電拒否リスト(Do Not Call)の管理

一度「電話しないでほしい」と断られた企業・個人に再度架電することは、特商法違反になるケースがある。テレアポ管理システムに「架電拒否リスト」を作成し、絶対に架電しないように管理することが必要である。

また、業界団体が管理する「電話勧誘お断り登録サービス」への登録企業・個人への架電も控えることが推奨される。

誇大表現・断定表現のリスク

テレアポスクリプトで「必ず売上が上がります」「確実に効果が出ます」という断定的な表現は、景品表示法(景表法)の優良誤認規定に違反するリスクがある。

安全な表現パターン:

リスクのある表現 安全な表現
「必ず成果が出ます」 「導入企業の○%が成果を報告しています」
「業界最高水準の効果」 「○○社様では○%の改善が出ました」
「すべての企業に対応できます」 「○○業界・○○規模の企業に多く導入いただいています」
「他社では絶対にできません」 「弊社独自の○○機能を持っています」

具体的な数値と実際の事例に基づいた表現を使うことで、法的リスクを回避しながら説得力を高めることができる。

個人情報保護とリスト管理

テレアポのリストは個人情報保護法の対象となる場合がある。特に個人の直通番号・携帯番号・氏名を含むリストは、適正な取得・管理・廃棄のプロセスが必要である。

リスト管理の基本原則:


  1. 取得元(購入・展示会・自社収集等)を明記して管理する

  2. 利用目的(テレアポのみ)を定め、他の目的に流用しない

  3. 不要になったリストは適切に廃棄する

  4. 社外への持ち出し・共有を制限する


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インサイドセールスチームのためのテレアポ組織設計

インサイドセールスとは、社内(オフィス)から電話・メール・オンライン商談などを用いて営業活動を行う形態のことである。フィールドセールス(外回り営業)と対比され、2020年代以降のBtoB営業では主要な組織形態になっている。

テレアポスクリプトの整備は、インサイドセールスチームの組織設計と一体で進めることで最大の効果を発揮する。

ロール分担:SDRとBDRの違い

インサイドセールスには主に2つのロールがある。

SDR(Sales Development Representative):インバウンド対応


  • 自社サイトへの問い合わせ・資料請求などインバウンドリードの対応

  • 温かいリードのため、主な仕事は「需要の掘り起こし」より「商談化」

  • 使用するスクリプト:ニーズ確認・商談提案型

BDR(Business Development Representative):アウトバウンド開拓


  • ターゲット企業への主体的なアプローチ(テレアポ・フォーム営業等)

  • コールドリードへのアプローチが中心

  • 使用するスクリプト:受付突破・課題喚起・初回アポ取得型

本記事で解説するテレアポスクリプトは、主にBDRが使用するアウトバウンド型のスクリプトである。

KPI設計とスクリプト改善の連動

インサイドセールスチームのKPIは、スクリプト改善のPDCAと連動させることが重要である。

BDR向けのKPI例:

KPI 目標値(目安) スクリプト改善への示唆
架電数 1日70〜80件 量のベースライン
受付突破率 35〜50% 受付突破スクリプトの改善指標
会話継続率(2分以上) 50〜60% 自己紹介・ヒアリングスクリプトの改善指標
アポ転換率(接続数比) 10〜20% 提案・クロージングスクリプトの改善指標
総アポ率(架電数比) 3〜8% 総合的なスクリプト品質指標
アポ後の商談化率 70%以上 ターゲット選定精度の指標

スクリプトの品質管理:コールレビューの仕組み

高品質なテレアポスクリプトを維持するためには、実際のコールを定期的にレビューする仕組みが必要である。

コールレビューの実施方法:

  1. 録音・記録:CTI(コンピュータ電話統合)ツールまたは通話録音ツールで全コールを録音する
  2. 週次レビュー:チームリーダーが週3〜5件のコールを選んでレビューし、フィードバックシートを作成する
  3. チーム共有:良いコール(アポ取得例)と悪いコール(改善例)を毎週チームで共有する
  4. スクリプト更新:レビューで得た知見をスクリプトに反映し、全員に展開する

コールレビューシートの評価項目例:


  • 受付突破時の言い方は適切だったか(5段階評価)

  • 自己紹介の時間は30秒以内だったか

  • ヒアリングでオープンクエスチョンを使えたか

  • 事例・数値を活用して価値を伝えられたか

  • 二択法でアポを提案できたか

  • 断りへの切り返しは適切だったか


まとめ:テレアポスクリプト活用の3つのアクション

テレアポスクリプトとは単なる台本ではなく、組織の営業ナレッジを体系化した「知的資産」である。優れたテレアポスクリプトを整備し、データに基づいて継続改善することで、担当者の属人性に依存しない安定したアポ獲得が実現できる。

今すぐ実行すべき3つのアクション

アクション1:本記事の例文をベースに自社スクリプトを5種類作成する

受付突破・自己紹介・ヒアリング・提案・クロージングの各フェーズを設計し、最も商談数が多い業種向けに特化したスクリプトを優先的に作成する。最初の1週間は本記事の例文をそのまま使い、実際の架電データで改善する。

アクション2:フォーム営業(リードダイナミクス等)でテレアポ対象の「温かいリスト」を生成する

コールドコールのアポ率が1〜3%に対し、フォーム営業で事前接触した企業へのテレアポはアポ率が2〜5倍になる事例が多い。月500〜1,000件のフォーム送信を開始し、返信企業へのテレアポリストを毎週生成する体制を作る。

アクション3:切り返しトーク10パターンを全員で暗記し、週次ロールプレイを実施する

本記事の切り返しスクリプトから自社に最も多い断り文句TOP10を選び、全員で覚える。断りへの対応が上手な担当者はアポ率が平均2倍以上高いというデータが複数の営業組織で報告されている。週1回30分のロールプレイを3ヶ月継続することで、チーム全体のアポ率が大幅に向上する。

テレアポとデジタル営業を組み合わせた最新の営業戦略については、テレアポとAIの融合:これからの営業戦略もあわせてご覧ください。また、AIを活用したテレアポ自動化ツールの比較については2026年最新テレアポAIツール比較をご参照ください。




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